ECサイトの成否は商品写真にかかっている

ECサイトの運営というのは、思いのほか大変なことがあります。他社のサイトでは売れている商品なのに、自社ではあまり売上があがっていないような場合には、いったい何が悪いのかと悩んでしまうこともあるでしょう。ECサイトの売上を左右する大きな要素として、商品写真の良し悪しがあります。インターネットを利用して買物する場合には、ユーザーは商品を直接手にとって見ることができません。商品の情報というのは、商品の代わりに用意された写真からしか得られないのです。つまり、商品写真がユーザーにとってぜひ手にしたいと思わせるようなものでなければ、売上にはなかなかつながらないことになります。ユーザーが商品写真を見たときの反応として、これは自分にとって価格以上の価値がある商品だと思わせることができれば、商品はきっと売れるはずです。

商品写真の撮影は、ECサイトを運営するうえでの最優先事項と言ってもいいでしょう。

自分で撮影するかプロに頼むか

商品撮影を行う場合には、自分で撮影する方法と、プロのカメラマンに依頼する方法があります。自分で商品撮影する場合には、まず、撮影に必要な機材を準備するところから始めなければなりません。カメラだけでなく、照明用の機材もあった方が良いでしょう。背景にするためのスクリーン、撮影用のスタンドやボックスなど、他にもあると便利なものはいろいろあります。さらに、撮影した後の写真を加工するための画像編集ソフトも必要になります。こうした機材を揃えていくと、それなりにコストがかかりますが、それで必ずうまくいくとは限りません。慣れないうちは失敗することも多く、出来上がった写真もパッとしないということもあります。一方、プロのカメラマンに依頼すれば、機器の購入などの初期費用は不要な上、失敗がありません。画像の加工まで責任もってやってくれます。撮影に自信がない場合には、費用対効果を考え、プロに依頼することも検討しましょう。